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物と精神

詩・小説・批評・哲学など テーマは「世界と自分のあり方」全体です

沈黙のみが正義となる日が来るだろう。

人は自分の言っていた事を都合よく忘れる。だが我々は覚えている必要がある。彼らは自分達の言っていた事が失敗した時には「自分は元々そんな風には考えていなかった」と言うか、「失敗とはいえ、成功もあった・・・」というような言い方をして逃れようとするだろう。そしてまた同じ過ちを繰り返すだろう。必ず。

反省する人は苦痛に満ちた顔をしている。

現在の日本は様々の鬱憤が溜まっているので、それを吐き出す術を探している。スケープゴートはどこにでも見つかる。そして鬱憤を吐き出したい連中は実は自分自身がその対象に寄りかかっていることを理解していない。だから、その対象を破壊しつくした後は、自分達で内ゲバを始めるだろう。

アンネ・フランクのような聡明な女性が十五歳で殺されてしまった(事実上)のは不幸な事だった。だが彼女の精神性は時代を越えて続いていくだろう。ーーー「の子」が2chに「自分がいなくなっても、自分のような人間は必ず現れる!」と書いていたと思う。その通りだしーー現に現れつつあるのだ。

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   雨の帰り

雨の日に、彼女は・・・

蛙道を通って帰っていく

街々の灯は遠く

自分の歩みだけが灯火だった

学校での辛いことが忘れられず 彼女は

Walkmanの音量を最大まで上げる

耳が割れそうだ 頭が壊れそうだ

それでも彼女は気持ちが良い

彼女の周りは光り輝き

彼女にとって世界はこんなにも美しいものになっていた

その時、彼女は傘を脱いで

雨の中を一人、帰っていった・・・

    彼女の自殺

あの子が今日目覚めるのは

コーヒーを飲むためなんだ

明日になったら目覚めないかもしれない

それでもいいや、とそう思って彼女はコーヒーを飲んだ

彼女は学校に行くといじめられる

彼女があんまり純真無垢なので

皆はそれが可愛いのだ

さて、今日彼女は決心を固めて

帰りにホームセンターへ寄ってロープを買う

だけどそこの店員がイケメンでちょっと優しかったので

彼女は躊躇するがそれでもロープを買う

そして家の納屋で首を吊って夜を過ごす

それでも夜は明けない

朝が来ると全く違う人々がやって来て

彼女の自殺を覆い隠してしまうから

   髪を下ろした彼女


髪を下ろした彼女を見たい

そんな理由で生きたっていいだろ?

君らはいつも大層なことを言うけれど

どれ一つ達成したためしはない

他人を破壊して溜飲下げてるだけ

髪を下ろした彼女を見たい

そんな理由で生きたっていいだろ?

君らの大層な理由はよくわからないが

僕は彼女のことが好きなんだ

 自分のする事は何でも正しいという人がいる。どんな犯罪的な事をしてもーーー強姦や殺人をしてもーーー彼のする事は正しい。何故かと言えばそれをした後に彼は必ず自分が正しいという理屈を見つけるからだ。彼は自分の欲動や情念の下に理性を置く。だから、彼は動物以下の存在と言える。動物は情動や情念に従うがそれに理屈の補強、強化をしてそれを援助したりはしないから。

 盲目的になれば彼は幸福になれるが彼は時間の中でその存在を剥ぎ取られるだろう。全くいなかったことにーーいや、いなければよかったような存在となるだろう。

 
 

 涼宮ハルヒの消失にも書いてあることだがーーーある絶対的な計画、人間科学に基づいて絶対的な幸福になれる方策があるものとする。それをすれば間違いなく幸福な生涯であり(定期的な高い年収、綺麗な奥さん、かっこいい旦那等・・・世間では「勝ち組」と言ったりする・・・)、それをすることが人間の目的だということにする。(なっている。)
 
 だが実際は人間が自由を求めるものである限りは、人間はその計画通りにやっているという事に窮屈を感じ始め、ついにはそこを脱出しようとする。「科学的に」、客観的に幸福だと定められているもの従っていても、従っている、奴隷である、というその事実こそがその人を不幸せにする。もちろん、それでも自分は幸せだと唱え続けることは可能だが。

 そして幸福とは・・・自分で作り出すものだと僕は思うが、人はそれを違うと言うだろう。意見は様々だ。だが実感は一つだ。即ち不幸な人は自分は幸福だと喚き散らし、幸福な人は静かに自分の幸せを感じている。見かけはどれだけ不幸であろうとも。

一年前に学校の試験に次のような設問があったとする。「光より速く運動する質量を持った物質はありますか?」ーーー答えはノーだし、イエスと書いたら、☓点をもらっただろう。だが現在、ニュートリノが光より速く運動することが実験によって知られた。ということは、教科書が間違っていたという事だ。それが正しいという事を主張し続ける限り、それは間違い続けるだろう。そしてそれが、これまでの人類が結論したより間違いの少ない解答であり、その事を教えているのだと言うならーーー一般的には効果を発揮する。

だが君が新しいアインシュタインになろうとするなら、それを止める権利は誰にもない。世間の人は止めろ、と忠告し、傍観者達は笑うかもしれないが、彼らには意欲もなければ意思もない。君は死後に彼らを大笑してやればよい。結局君達は何もできなかったではないか、と。


世の中の人は色々な事を言うが、その責任を取ることになるのは自分だけだ。だからもし本当に自分のやりたい事をやらなければ、その責任と代価は自分にのしかかってくる。自分のしたい事以外を勧めた人達ーー彼らは決して責任を撮ってくれない。年老いて嘆いてももう遅い。

現実は重たい石のようで、多くの人はこれは動かないと諦める。だが才気のある人は「だからこそ」自分が動かそうと努める。

完璧なシステムというものの欠点は、それを思索するもの自体の脳髄である。マルクスの分析は完璧であったかもしれない。だがマルクスの頭脳は彼の分析外にあったという点を彼はどうすることもできなかった。

 二十世紀のおびただしい血液が我々に教えるのは次のようなことだ。正しさというのは正しい事以外に対して濫用すべきではない。未来を決定する権利など誰にもない。

 過去に生き、未来に怯えるのものは全てを殺戮、消去しようとする。誰だってそういう性向はある。新しいものが出てきた時にそれが何であるかを見ずに否定する人達。

 そうした人達によってたとえすべての人間が殺戮され、この地球そのものが滅びたとしても、その後の「無」から何ものかが立ち上がってくるのをその人達もいかんともしがたい。

未来は分からない、という事は分かるような未来など大した事ない、という事だ。

人間はいつも未知のものに向かって投企する。

マルクスは観察から得られた一般原理を力として、観察する対象に適用した。その総代な実験がロシア革命からスターリンに至る道だ。

ただ抵抗するという意味において抵抗が必要な場合がある。神聖かまってちゃんの「ロックンロールは鳴り止まないっ」を見よ。ここにはもはや全ての意味が剥ぎ取られている。ここにはもはや抵抗の意志しか示されていない。だがそりによってーーー抵抗する意志を示すことだけが唯一の抵抗であることを示すことによってーーー我々は我々の自由を自覚し、歩み始めることができるようになる。


正しい物事というのは、それが「正しい」という理由によって間違っていると言って良い。我々は今を生きているのであって、過去を生きているのではないから。

学問は絶えず、その存在意義を新たにすることを要求されている。

学問は現実と争闘して収めた成果でなければならない。もし学問が確固として存在していると考えれば、現実の変化に追いつけなくなり、敗北する。そして学問はますます微細な、そして儀式的なものになってゆく。

必要かつ重大なのは現実を越える方法であって、種々の学問の形式ではない。



盛田昭夫や村上春樹や村上龍は、アメリカから学ぶことによって日本を代表する存在となった。

死んでから恥とされる生涯を送った人は一体何のために生まれてきたのだろう?

死んでから誉れとなった人は良い生涯を送ったと言える。生きている時は不遇だったとしても。

スターリンやヒトラーは生きている間は畏敬され、恐れられたが、彼らが死ぬや否や悪人となった。

「そうは言っても」という言葉はもはや通用しない。僕達は明日死ぬかもしれない存在なのだ。今日やらなければ、何かやる日は永遠に回ってこないかもしれないのだ。

自分達のしていることが正しいと思うのであれば、他人に向けているその刃で自分を刺し殺しても納得して死ねるかどうかを考えてみれば良い。・・・いずれにしろ、他人に向けた刃でその人は死ぬが。

世の中は変化する。自分が動けば、世界は動く。それはただ風景だけが動くという事ではなく、風景の一部である自分自身(=世界の一部)も動くということだ。

自分の頭で物事を考えて生きて来なかった人は、他人の思考に支配された人生を送る。そして最後には信仰にすがって死ぬことになる。

社会の常識を全てだと思っていた人は、その常識の変化に裏切られて、嘆きながら死ぬことになる。

死ぬことがゴール地点になる人は幸福な人だ。

自分の足で立とうとはしない人に向かってはどんな経済政策も福祉も無効だ。足の筋力がなければ、どれだけ手助けしても永遠に立つことはできない。

この社会の悪がこの世界全部を滅ぼしてしまうかもしれない。それでも星はまだ回っているだろう。

   起床


天使が翼を広げて

お前の戸を叩いている・・・

お前は眠っている


心を解放せよ

制限を突破し 人々の境を越えて

お前自身となれ


お前は一体何を怖れているのか?

それは"お前"自身に他ならないだろう・・・

なら、何も怖れることはない

お前はやがて死ぬのだ

無上の喜びを持って


確定された死を越えろ

そうすればお前は"自由"だ・・・


天使がお前の戸を叩いて・・・

お前はようやく起き上がる


   神々の羽


翼を持って

僕は飛んだ

神々は笑っていた

彼らには羽がないのだ

        さよなら、僕の魂


さよなら、僕の魂

お前はよく歌った

お前はよく歌ったよ

さよなら、僕の魂

お前は人々にいじめられ

傷付けられ強くなった

それでもやっぱり耐えられなかったんだね

この世の暴風雨に

さよなら、僕の魂

今、お前はゆっくりと休んで

やがては来る天上を目指せ


さよなら、僕の魂

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