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物と精神

詩・小説・批評・哲学など テーマは「世界と自分のあり方」全体です

窓の外には

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僕は窓の外を見たが、そこには何もなかった。ただ人々の跡があるばかりだった。僕は自殺を考えたが、自殺は禁じられていた。それは嘲笑を伴う愚かな遊びなのだった。

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 夜の歌

 
 市場で売られた俺の分身が

 今日も夜の戸をノックする

 開いてやれば入ってき俺を抱いて

「お前はもう終わりだ」と囁く

 それで俺が悲しみを堪えて眼(まなざし)を上げれば

 そいつは笑って窓から消え去り 俺は

 一人残って夜の歌を歌うのだ 永久に・・・

 


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 私は無限の涙を注ぐ

 私の肉体の上に

 私のもう失われて取り返しのつかなくなった肉体に

 私は無限の涙を注ぎ続ける

 
 人々は笑っている 私は泣き続ける

 私の涙が途切れても人々は笑い続けている

 それを「地球」が笑っている


 私は泣いている・・・ 


 


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調子

 俺に自殺は禁じられている。悲劇はもう無いのだ。濁った空が悲しみを俺達に伝える時ーーー俺達は何を笑えばいい?
 俺は知っている、そのことを。未だ明けやらぬ空の調子を。

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地獄


 彼方にはまだ誰も見たことのない天国があって皆それに向かって進む。その流れに「逆流」する奴は犯罪者として捕えられる。
 僕もその一人だ。
 僕はヘラヘラ笑って手錠を外して逃げてやった。そして地獄を追いかけた。




月の光

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悲しい地獄の光のなかで

僕は一体何を奪われたのだ?

もう取り返しのつかない全てのものは

今になって一体何を恵んでくれる?


君らが僕に優しい光を投げかけた所で

僕にはもはや「肉体」は残っていないから

せめてその光を草木に分け与えて

月の輝きを僅かでも増しておくれ


そして僕の失われた肉体が地下で疼き始める時

それらのものは一層強く光を放つだろう

僕の手の中で

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僕が失った全ての物を足しても

この地球全部にはならない

それはこの宇宙全体よりずっと大きいから

僕の手の中には余っている

君の手

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メロディが言葉となって流れる時

僕の魂は病に伏せっている

それでも君は僕に声をかけこう言う

「あなたは死ぬべきよ やっぱり」

そして僕がその通り実行しようとすると

君は止める 僕の手を

聞こえない

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「終末」が僕の中に見え 人々の中を横切る時

 僕は眼差しを落とし足早に過ぎ去る

 人ごみの中に紛れても孤独は付き纏い

「君」の声が聞こえない
 

闇のなかで

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 永遠に続く死後の世界で
 僕もまた人並みに笑っている
 人間の規則に従っていても
 時として妖怪が顔をもたげてくる
 僕はイカレタ頭で市街を通り過ぎながら
 人々が闇の中に引きずり込まれるのを待っている

「終わる」のは「の子」だと書いたけど本当に終わるのは「の子」ではなくて、勝間和代みたいな人かもしれない。あの人は自分が天国にいると信じたまま沈んでゆき、の子は地獄にいたまま天国へ昇ってゆくのかもしれない。

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