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物と精神

詩・小説・批評・哲学など テーマは「世界と自分のあり方」全体です

    この世と別れて

光は弾けて

また、斧となった

お前は涙を伏せて

明日の天候を思っている

俺は憂愁を解き放つために

野原を歩いた

光は弾けて弾けて・・・

矢となって砕けて散った

今、夜の瞑目の中「基本の基本」

「初歩の初歩」を教わる少年が一人・・・

それは俺達の魂とは

関係のない響きだ

俺達はキスをして

この世を見限ってやった

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    音楽

   顔

荒野を〈アレチ〉と呼ぶ男に

お前は一度だけ出会ったことがある

お前はその時、黄色い帽子を被って

神々を照覧していた

怒りが静かな倦怠に変わる時

俺達の旅が始まる

左手が奇妙に疼き出すと

俺達の地球が吼え出すのだ

許された通俗性?ーーーそんなものは忘れた

今はただ神々に会いたい

俺達が殺したその顔(ツラ)を

もう一度この顔で拝みたいのだ

     蕎麦湯

校舎の君を言葉の僕が捉えて

夜が更けてゆく

光は透明な線の中を走り

君の名はいつか呼ばれたもののように

輝いた

僕は亡霊のガラスに隔てられて

君の名を呼ぶことができない

光は繊細な抒情を湛えて

「お前ら」の心を歌う

怒りは夜の中、槌のように輝いて

人々の眉間をつんざくだろう

心からの声は心に洗われて・・・

ああ、もう遠くからの声が

僕の耳に聴こえなくてもいい

今、僕には天使のリズムが必要だ

君が蕎麦湯を飲むように




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